●2024年 7月 25日号 |
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▼本年上期の倒産件数は4887件で、2014年以降では最多となりました(帝国データバンク調べ)。「ゼロゼロ(コロナ)融資後倒産」も上半期390件で、年半期ベースでは過去最高とのことです。同友会は、東日本大震災の時にもコロナの時にも「1社もつぶさない」という気概を持って会活動や外部発信に努めてきました。今、改めてその意義を確認する必要があると感じます ▼倒産・廃業がありますと、特に地方においてはその分地域が疲弊します。生活インフラは損なわれ、雇用も守られず、働き場がなければ若者が流出。悪循環です。「暮らしを守る」ことができなくなります。「1社もつぶさない」と切に願うゆえんです ▼この「1社もつぶさない」という取り組みですが、災害や感染症蔓延といった事態の際には、何としても緊急支援が必要でいわゆる自助・共助・公助で乗り切るしかありません。しかし、それで未来永劫(えいごう)全員を助けていくのは無理。一定の危機を乗り越えた後は、やはり自助努力が中心となるべきです。自主・民主・連帯の精神で全員の力を結集して道を開いていく必要があります。より多くの方と、同友会で学んで実践していきましょう。 「中小企業家しんぶん」 2024年 7月 25日号より |
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